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病気のあれこれ
感染症 ※詳しくはクリック!
■VPD
Vaccine Preventable Disease の頭文字をとってVPD。“ワクチンで防げる病気”という意味です。
VPD はワクチンをすることで予防できるので、接種可能なものはできるだけ早く摂取しましょう。
■B型肝炎
B型肝炎ウイルスは肝臓に感染して急性肝炎を起こしたり、持続感染(キャリア化)します。
1歳までの感染はほとんどがキャリア化して将来肝硬変や肝臓がんを発症する可能性があります。
b型インフルエンザ菌(haemophilus influenza type b )が原因です。
インフルエンザ菌は主に1歳未満の細菌性髄膜炎や喉頭蓋炎といった病気の原因として重要でb型(Hib)が最も重い症状を起こしますが、
Hibはワクチンが非常に効果的です。
インフルエンザ菌は細菌なので冬に流行するインフルエンザ(ウイルス)とは全くの別物です。
悪寒を伴う突然の高熱と咳、鼻汁などのカゼ症状、強い倦怠感や筋肉痛などが症状です。嘔吐や下痢がみられることもあります。
解熱後2日間(園児は3日間)登校、登園できません。
細菌性髄膜炎や菌血症、肺炎、中耳炎、副鼻腔炎などを起こします。
髄膜炎は早期診断が難しいため重症になりやすく、死亡や重い後遺症の残る例もあります。
肺炎や中耳炎は治りにくかったり、繰り返したりします。耐性菌も多く治療が難しいこともありますが、予防接種で免疫をつけると耐性菌も予防できるので重要です。
日常の診療で百日咳以外の頻度は低いのですがどれも感染すると非常に危険な病気です。
ワクチン(4種混合 IPV-DPT)が非常に効果的ですので生後3か月になったら必ず受けてください。
■結核
長く続く咳が特徴です。日本は他の先進国に比べて患者数が多いのが特徴です。
大きく分けると細菌性胃腸炎とウイルス性胃腸炎があります。
主要な症状は嘔吐、下痢、発熱で血便がみられることもあります。
細菌性腸炎は抗生剤が有効ですがウイルス性胃腸炎は根本的な治療はありません。
どちらも脱水にならないような治療(経口補液や点滴)が重要です。
日常的によく見られるウイルス性胃腸炎(ロタウイルス、ノロウイルス)について詳しく説明します。
■麻疹
麻疹は空気感染、飛沫感染、接触感染などの感染経路で伝染する、伝染力が非常に強い病気です。
潜伏期、前駆期、発疹期の段階があります。発疹期には高熱を伴い非常につらい病気です。熱が下がった後3日間は登園、登校できません。
■風疹
風疹は急な発熱と発疹が出現する病気です。
最近あまり見られなくなってきた病気で症状も軽いことが多いのですが、
妊娠初期の女性がかかると胎児が“先天性風疹症候群”という病気になる恐れがあります。
■水痘
水痘(みずぼうそう)は水痘帯状疱疹ウイルスの初感染によっておこる病気で、空気感染のため感染力が非常に強いのが特徴です。
すべての水疱がかさぶたになるまでは登園、登校できません。
おたふくかぜは流行性耳下腺炎ともいい、ムンプスウイルスが原因です。
感染は唾液による飛沫または接触感染で、2~3週間の潜伏期を経て唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)の
腫脹と痛みが主な症状として出現します。
3歳~8歳ぐらいのこどもがかかりやすい病気で、症状が出現した日を0日目として5日間は登園、登校ができません。
高熱とのどの痛み、発疹が出る病気です。合併症の予防のため抗生剤を10日間飲みます。“とびひ”の原因菌の一つでもあります。
高熱、目の充血、咽頭炎、滲出性扁桃炎が特徴で、症状が治っても2日間出席停止しなければいけない病気です。
■手足口病
手、足、口のほか肘や膝、おしりに発疹ができる病気です。熱はそれほど高くなりません。
のどの奥にブツブツ発疹ができて痛い病気です。高熱も出ます。
生後4~5か月ごろから乳児期に感染するウイルスの病気で、6~7か月ぐらいの赤ちゃんに多くみられます。
3日間前後続く急な高熱と下熱後の発疹が特徴の病気です。
■髄膜炎菌
髄膜炎菌は髄膜炎や菌血症、敗血症の原因となります(侵襲性髄膜炎菌感染症といいます)。
侵襲性髄膜炎菌感染症の初期は、風邪に似た症状(発熱、咽頭炎、嘔吐、頭痛など)のため、
診断が難しく、早期に適切な治療を受けにくい病気です。また、病状の進行がとても早いのも特徴です。